兵庫地区長老執事委員研修会報告

2018年11月25日(日)14:30~16:30に、住吉教会の礼拝堂で、兵庫地区長老・執事・委員研修会が開催されました。出席者は、70名(内教職者7名)で、当教会からは、黒田浩史牧師他、長老・執事11名が出席しました。
テーマは「兵庫地区における伝道協力」で、4名の牧師先生による発題がありました。
西宮中央教会の藤田浩喜牧師は、兵庫地区の教職者の現状とともに11月5~6日に実施された中会伝道協議会の報告をもとに近畿中会における課題についてお話されました。無牧の多くの教会が次の牧師を迎えるのがどんどん厳しくなっている、主日礼拝を日曜日の午前中に持つというのが当たり前と考えない発想も大切だ、隣の教会の無牧を他人事と考えないで、労苦や悩みを分かち合うことが必要だ、各個教会主義を克服し,地域の教会全体における「教会」の模索、地域や地区を俯瞰した教職の配置と伝道協力の検討、ITの活用による礼拝順守等、現状における課題や方式についてお話くださいました。そして、新しい試みを恐れず、初代教会における姿を今に生かし、信徒が主体となる群れであるようにと励ましてくださいました。
神戸湊西教会の田部朋彦牧師は、すでに15年間無牧であった姫路伝道所に今年5月より指導教師として遣わされ、第2と第3は午後3時よりの礼拝で田部先生は第2の礼拝説教を行い小会議長も務めているとのこと、第1と第5主日は田中豁先生の説教集のテープを聞いたり原稿の代読をしたりして第3と第4は引退教師による説教であるとのこと。すでに、ITを使わざるを得ない状況にあり教会と伝道所が協力し合って乗り越えていきたいとの発題でした。
夙川教会の石束岳士牧師は、布引教会の指導教師で、礼拝は引退教師の応援に頼っていること、小会の指導は平日に行っていること、幸い教勢の変化はなく、牧会は長老が自分たちで動いて教会員を配慮しているとのことでした。台風などのため教職が来ることができなかったこともあったが、その際には長老が講壇を守ったとのこと、無牧の中で、自分たちで礼拝を守るという長老の意識変革がなされたことは素晴らしいとの報告でした。
住吉教会の黒田浩史牧師は、宝塚売布教会の指導教師として、月に一度祈祷会と小会の指導に行かれているとのことです。本年4月より鈴木攻平先生が秋田教会からお戻りになられたので、礼拝説教とともに午後の集会の指導や夏季派遣された神学生の指導もお願いしたとのことでした。鈴木先生とは連絡を密にとって、小会議長の務めを果たすようにしているとのことでした。
10分間の休憩後の後半は全体協議会でした。会場から出されたご意見としては、教職者の不足は神学校の問題でもあること、教職を養成しやすい状況づくりをするなど根本的に対応しないと解決できないのではないか、引退教師を応援に依頼する際には常にいざという場合を想定して、準備しておかなければならない、教職の年齢構成を考え神学校入学生の見込みデータを明らかにするなど日本キリスト教会全体が危機感を持って臨んでほしい、神学生を養成しているいろいろな機関に求人広告を出すなど働きかけられないかなど、厳しいご意見も出ました。
最後に発題の先生方から、「皆が危機感をもって覚悟しなければならない」「今までは教会同士の交わりであったがこれからは協力だ」「現実に青年に働きかけ神学校に関心を持ってもらうようにしている」「これからは労苦をともに担うことが大切だ」といった締めのお言葉がありました。
2時間があっという間に過ぎた研修会でした。今年は参加のための各教会の負担金が100円×長老数分という額でした。それでも、10分間の休憩時間に集会室で出された婦人会ご奉仕によるお茶の接待は大いに喜ばれ、予算の範囲内の心ばかりのお茶にもかかわらず、参加者の心と体を温めることができました。厳しい現実の話が多い中、ほっとする10分間でした。