2019年教会修養会報告

今年の修養会は11月10日(日)の午後、その日の午前中高槻教会牧師の持田克己先生を講師にお招きして捧げられた秋の特別礼拝に続いて、集会室にて持田先生と共に昼食をとった後、同じ場所で先生から再び「私のアメリカ体験とピューリタンのアメリカ」と題したお話を聴くという講演会の形で行われました。午前中の礼拝に出席された求道者や客員の方もそれぞれ1名ずつ加わって下さり、教会員と合わせて24名の出席でした。

まず全員で讃美歌320番を歌った後に、司会者の開会祈祷があり、その後約1時間超にわたる講演がありました。内容は最初、先生が1970年7月に渡米され、サンフランシスコの独立教会で奉仕された後に、東海岸のプリンストン神学校を卒業され、1980年までサンフランシスコのアメリカ長老教会(日本宣教ヘボンゆかりの)で奉仕された経験談に始まり、次に1620年のメイ・フラワー号甲板上での信仰に基づく「メイ・フラワー契約」の話やその後1630年のアーベラ号の出発直前のジョン・ウィンスロップの“Christian Charity(愛)”の重要な説教について語られました。これは当時のピューリタンの信仰を表したもので、神との契約を信じ、「丘の上に建てられた町」を新たに建てようと建国の理念が込められ、現在でもアメリカの信仰と精神を表現するものとして、古くはリンカーン大統領や、マルティン・ルーサーキング牧師、近年ではレーガン大統領をはじめ多くのリーダーたちや、アメリカの教会の中にもまた神学者ニーバー兄弟の思想の中にも息づいていることを示されました。また有名なハーバード大学(1636年創立)やそれに続くエール大学、プリンストン大学は、アメリカ建国(1776年)以前にピューリタン各派によって、それぞれ牧師を養成する目的で創設されたということ。しかしその後、現大統領の言動に見られるように、アメリカは経済的発展に伴い次第に、神への敬いから人間の傲慢さへと時代と共に変化してきている様に見えること。しかしそれでも、ピューリタンの精神は今でもこの国の底流となって生き続けているのではないかと結ばれました。

 その後会場からの質問に答えていただき、小室長老の祈祷にて閉会しました。解散の前に、この修養会の感想や学ばれたことを出席者された方に無記名で短く書いて提出していただきました。19名が書かれた内容を一覧にしてまとめましたので、次週皆様にお届けいたします。ご意見の中には午前中の先生の説教の中に示された、「信仰とは何か、生き方の全てであるというメッセージと合わせて、信仰について改めて考え直した」という意見が多く、この日が修養の一日となりましたことを持田先生と神様に深く感謝いたします。