2020年3月 苦難の中で

イエスは再び大声で叫び、息を引き取られた。(マタイによる福音書27章50節)

牧師  ⿊ 田 浩 史

復活祭(イースター)には、イエス様 の復活をお祝いして礼拝をささげます。 復活祭の喜びは、およそ二千年前、イエ ス様が十字架の上で息を引き取られた後、 三日目に復活されたことを祝う喜びです。 同時に、そのイエス様の復活を信じる私 たちも、やがて復活することを信じて喜 びます。
それは、聖書で「終わりの時」(ヤコ ブ 5:3)と呼ばれている時のことです。 「終末」とも呼ばれ、「新しい天と新し い地」が現れる時でもあります(二ペト ロ 3:13、黙示録 21:1)。イエス様を信じ た人たちは、新しいエルサレムに住み (黙示録 21:9〜22:5)、そこで父なる神 様と御子イエス様と一緒に永遠に生きる と約束されています。
しかしイエス様は、終末が訪れる前に、 その徴として戦争や飢饉や地震が起こり、 人々は苦しむことになると仰せになりま
した(マタイ 24:6-7 参照)。「そのとき、 多くの人がつまずき、互いに裏切り、憎 み合うようになる。偽預言者も大勢現れ、 多くの人を惑わす。不法がはびこるので、 多くの人の愛が冷える。しかし、最後ま で耐え忍ぶ者は救われる」とも仰せにな りました(マタイ24:10-13)。
聖書の別の箇所では、「わたしたちが 神の国に入るには、多くの苦しみを経な くてはならない」とも言われています (使徒言行録 14:22)。イエス様の十字架 と復活のお姿と同じように、私たちも苦 しみを経て復活の喜びに達するのです。
新約聖書の時代の信仰者たちは、イエ ス様が再び地上に降って来られる終末を 待ち望みつつ、「マラナ・タ(主よ、来 てください)」と祈りました。(二コリ ント 16:22)。私たちも「主よ、来てくだ さい」と祈りつつ、十字架上のイエス様 を仰ぎ、その復活を讃えたいと思います。